首にシワがあると実年齢より老けて見られますが、それにたるみが加わると、さらに事態は深刻化します。
シワだけしかないのと、たるみが加わるのとでは、ビジュアル的にかなり違いますからね…。
今回は、にっくきたるみができる原因、そして、たるみを改善することは果たして可能なのだろうかを考えてみたいと思います。
年齢によって違う首のシワの原因
シワが先か、たるみが先か?
まるでニワトリが先かタマゴが先か?の論争みたいですが、どちらが先にできるのかは人それぞれなので一概には言えません。
若い人の首にシワがあるのは乾燥によるターンオーバーの乱れや悪い姿勢によるくせが原因であることが多く、老化現象ではないためたるみを併発していることは少ないのですが、ある程度の年齢になってくると、首の筋肉の衰えから皮膚がたるみ、垂れ下がりシワができる、つまりたるみが原因でできるシワということです。

そして悲しいかな、筋力の衰えは顔にもやってきます。
老け顔の原因であるほうれい線などは表情筋の衰えが最大の原因です。
表情筋が衰えるとあご周りの筋肉も衰えるため、皮膚が下へ下へと下がって行き、あごの下や首にたまります。
若い頃と比べても特に太ったわけでもないのに二重あごになってしまったという人は、この、首や顔の筋肉の衰えによるたるみが原因とみて間違いないと思います。
また、一時激太りした後体重を元に戻したりした人は、一度皮膚が伸びてしまっているのでやはりたるみやすくなってしまいます。これは高校生くらいの時に急激に痩せたり太ったりするより、年齢が上がってからの方が回復はしづらい傾向にあるようです。
その他にはフェイスラインによって、二重顎のなりやすいタイプ、なりにくいタイプがあります。
これは体が痩せてるとか太っているとかとはまた別で、同じような体型だと仮定した場合、丸顔や卵形であごが無い(無いわけでは無いでしょうがまったく目立たない)顔型の方が、逆三角形やベース型などのあごがシャープな顔型に比べて顔と首の境目が曖昧なため、衰えが来た時に首に出やすいのです。
もし自分が上記に当てはまると思った人は、今はまだ症状が出ていなくても、早めに対策した方が良いかもしれません。

たるみにこれが加わると…かなりヤバい!!
首のたるみの大きな原因が筋力の低下ということは前述した通りですが、その上に肌の老化が加わると、たるみは一気に加速してしまいます。
紫外線の影響やコラーゲン、エラスチン等の減少によってハリが失われると、ただでさえ筋力低下によってたるみ始めた首まわりの皮膚は一気に老けた印象になります。
こうなるともう首にもすっぴん禁止令を出さざるをえない状況となり、首の詰まった洋服ばかり着るようになったり、派手なネックレスで目くらましをしたりするようになります。

このような状況を防ぐためには、筋力アップとスキンケアの二本立てでケアを行うことをお勧めします。
以前のブログでもご紹介したように、スキンケアは顔の延長で行っても良いですが、症状が深刻な人は首専用のコスメを利用するのも一つの方法です。
また筋力アップのために、顔や首のエクササイズやウォーキングなどの有酸素運動もお勧めです。
もちろん、紫外線対策は怠りなく実行してください。
まとめ 実はお腹より目立つかも?イヤ〜な首のたるみ
最近にわかに脚光をあびるようになった感がある首のシワですが、一般的にはまだあまり気にしていない人の方が多いように思います。
お腹のたるみを気にしてダイエットに励む女性は多いと思いますが、首のたるみに関してはまだそこまで意識が行きわたっていないのが実情のようです。
でも実は、顔のシワやたるみと同じくらい、人目にさらされるパーツなのです。

同じくらいの年齢でも若く見える人と老けて見える人がいます。
その原因は様々ですが、大きな要因を占めるのは、肌のハリ感、たるみの有無なのではないかと思います。
お腹のたるみは洋服で隠せます。しかし首のシワ、たるみは隠そうとしても意外とバレているものです。
タートルネックなどの服を着ても、あごの下のたるんだ感じは隠せないからです。
初対面の人が自分より年上か、年下かを判断するときに、たいがいの人は自分を基準にすると思います。
私も例外にもれずそうなのですが、40代後半にもなると、どう考えても自分より年上だと思っていた人が、実年齢を聞いたら実は年下だったりすることが多々あるのです。
もし自分が他人からそう思われているとしたらゾッとするでしょう?そうならないように、お互い気をつけましょうね。